税務署から経理に転職~面接でどんなこと聞かれた?どう答えた?

面接

国税職員が民間の会社に転職したいと思ったとき「面接の準備に参考になるものがない」と困っていませんか。インターネットや書籍にある面接対策は民間会社の人向けで、国税職員向けのものは稀です。

そこで私が国税専門官から民間会社の経理職に転職したときの面接についてご紹介します。
第一希望の会社から経理としての内定を貰えたときのものです。

この記事を読むと国税職員ならではの面接対策がわかります。

面接の流れ

まず面接には流れがあります。序盤→中盤→終盤という流れの中でそれぞれ質問されることが違います。

序盤:自己紹介、転職理由といった基本的な質問

中盤:序盤を受けて更問、答えずらいことを聞く質問

終盤:他社への応募状況や、逆質問の受付

この流れに沿って書いていきます。

面接序盤

自己紹介をお願いします

たいていの面接の一番最初にくる質問ですね。これは確実に聞かれると思って事前に用意すると安心です。ボリュームは30秒~1分ほどで答えられる程度です。文字数で言えば200字~300字です。

フルネームで名乗り、出身校、現職の職務内容、PRしたいことを簡単に伝えます。

国税太郎と申します。
〇〇大学〇〇学部を卒業したあと、国税専門官として〇年間働いています。個人課税部門という部門に所属し、個人事業主の方の調査や確定申告の指導業務を日々行っております。
確定申告の時期は1日に〇人来場する会場で、正確にスピーディに申告指導する能力を磨いてきました。
会計については、大学では専攻外でしたが、当時読んでいた本に「簿記の知識が大事」と書いてありました。そこで日商簿記試験にチャレンジしたことがキッカケで会計の分野が好きになりました。
現職では、業務を行うなかで分からないことがあっても、自主的に取り組んでいるところが評価されています。
本日は宜しくお願いいたします。

上記で291文字です。1分で話せるぐらいです。

一般的な転職面接の場合、「これまでの実績を数字で伝えてアピールする」ように薦められています。

税務職員の場合、「調査で〇〇万円の脱税を見つけ~」は、言えないです。どれだけ大きな成果をあげていたとしてもNGです。

なので世間に公開されていることで数字を使ってアピールできることを探してください。自己紹介例で書いた、確定申告の会場来場者数はOKです。

転職理由は何ですか?

人間関係やストレスフルなことが転職理由かもしれませんが、できるだけ前向きな転職理由を伝えます。

税務署では数年に1度転勤があり、住む場所が点々とし生活の基盤が作りづらいです。将来的なことを考え、腰を据えて仕事に集中できる環境が自分には合っていると考え転職を考えました。

転職理由と、なぜその会社に志望したかはリンクさせる必要があります。

志望する会社が転勤多めなら、上記の回答例は使えません。会社の求人情報を熟読し、整合性があるように答え方を考えます。

当社を志望した理由は何ですか?

その会社の求人情報の熟読はもちろん、転職エージェントの担当者さんからの詳細情報をもらって志望動機を考えます。

御社を志望したのは、これまでの経験や会計の知識が活かせると考えたからです。また、管理会計に携われることも大変魅力に感じます。税務署では主に財務会計と呼ばれる分野が重宝されますが、予算や原価の目標と実績をみる管理会計にも興味があり現在独学中です。
事業会社での経理業務は未経験ではありますが、これまでの税務の経験を活かし、そして未知の分野については自主的に学んでいき、御社の経営に貢献したいと考えております。

職種をターゲットにした回答サンプルです。職種ではなく、その会社の業界をメインにする回答もできます。「医療関係に携わりたい」などです。

面接中盤

面接中盤で聞かれることは、面接序盤で回答した内容を更に掘り下げる質問がきます。少し答えずらいことも聞かれます。

短所は何ですか?

例えば「自己紹介のなかに、〇〇がご自身の長所とおっしゃっていましたが、短所はありますか?」です。

税務職員や公務員全般は、世間から「お堅い」「融通がきかない」というマイナスイメージを持たれがちです。もしあなた個人の短所でうまく面接で言えそうにないなら、公務員への世間のマイナスイメージをそのまま言えば「職業上しょうがない」と思ってもらえます。

「融通がきかない」ところが短所だと思っています。融通がきかないというのは現在の業務上必要なときもありますが、必要以上に厳密にやろうとしてしまうところがあります。ケースによっては柔軟に対応できるように経験を積みたいと思っております。

短所はほぼ聞かれると思って、どう答えるかを準備しておきます。

税務職員にはどうやってなったんですか?

応募者(あなた)のことを知りたいというより、普段話す機会のない税務職員について知りたいという、面接官の興味からの質問がくることもあります。

・税務職員は公務員試験とは違う試験なのか
・国税専門官って何
・税務大学校という大学があるのか

のような質問です。

またざっくばらんな面接官の方だと

・おみやげって本当にいるんですか?
・タレコミがあるんですか?

という、答えにくい質問もきます。

答えにくいですが、世間には元税務職員の方が本を出版していて、おみやげやタレコミについてある程度書いています。例えば出版数の多い大村大次郎さん、芸人のさんきゅう倉田さんです。
こういった元税務職員の方が出版やテレビで言っている程度の内容は面接で言っても良いと思います。

面接終盤

面接終盤で聞かれることは

・当社以外に応募している企業はありますか?
・何か質問はありますか?

のような質問です。

何か質問があるかというのは、最低1つは聞くことを前もって用意しておきます。会社にとって答えにくいことも聞けるチャンスです。

今回の募集はどのような背景での募集でしょうか?

は聞いておいて損はないと思います。

前任者が辞職したのか、それとも業務拡大による求人なのかを知るための質問です。

応募するときはどうしても「この会社は完璧だ!絶対にこの会社に入社したい!」と盲目的になります。しかし何かしらの欠点が絶対にあります。もし前任者が辞職したための求人の場合、業務量が多すぎる等の問題があってかもしれません。

2次面接(役員面接)

中途採用の面接は平均2.2回だそうで、67%の会社が2回の面接を行って最終的に内定を出しています。

1回目の面接よりも役職が上の人が面接官となり、たいていは役員クラスの方です。

2次面接のコツは、とにかく、

・1次面接のフィードバックを転職エージェントを通じてもらう
・2次面接では何を確認しているのか、転職エージェントを通じて事前に情報を貰う

ことです。

転職エージェントの担当者さんはできるだけ内定がもらえるようにサポートをしてくださいます。1次面接が通ったという連絡をもらったら、2次面接の対策を相談してください。

1次面接で会社があなたに受けた印象や、2次面接では会社はどういうことを確認したいかを聞きましょう。

まとめ

国税職員が民間会社に転職するときの面接対策について書きました。

税務職員にとって経験と知識が活かしやすい経理職への転職について書いていますが、他の職種でも使えるフレーズがあります。

企業分析と自己分析をして面接に備えましょう。

一人で孤独に備えるではなく、転職エージェントの担当者さんにサポートをしてもらえます。求人情報に書かれていること以外の情報をもらったり、「こういう自己紹介を考えているのですが、印象はどうか」のフィードバックを貰えます。

「いい感じですよ」とか、「ここを直す方がいいです」というフィードバックはとても有難いので、遠慮せずに、担当者さんにどんどん聞いてください。

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