現職のまま転職活動(1~6月の6か月間)
・第一志望の東証上場企業から
スムーズに内定ゲット!
・7/10に税務署退職&内定会社に入社
転職成功したのは、転職エージェントを
早めに利用したことでした
民間の企業に転職したいけど、国税職員としての経験しかなくて転職できるか不安ではありませんか?
私は元国税職員(個人課税担当)です。ホワイト上場企業の経理に転職した経験を共有します。
国税職員を現職として働きながら、6か月間の転職活動を経て……
・第一希望の会社から内定ゲット
・東証上場企業でとてもホワイトな会社
・年収アップ&待遇アップを実現
転職が成功したのは、とにかく転職エージェントを早くから複数使い、優良求人を見逃さなかったことでした。
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調査・徴収、毎日のクレーム対応にうんざりしているなら、国税職員の仕事より楽で待遇のいい仕事はたくさんあることを知ってください。
一般的な転職活動の流れ
転職活動が初めての場合、
・どのくらいの期間がかかるのか
・何を注意すればいいのか
など、不安なことが多いですよね。
国税職員が転職活動する場合も、大まかな転職活動の流れは、一般的な転職の流れと同じです。
・平均3~6か月
・在職中の転職活動70%
→国税職員から転職も同じでした
転職活動:平均3~6か月間
一般的な転職活動は、3~6か月間です。
一般的な転職活動 | |
求人調べ・書類作成 | 2週間 |
応募・面接 | 1~2か月 |
内定・入社 | 1~3か月 |
【転職活動平均】 | 合計3~6か月 |
・求人情報を調べたり職務経歴書などの書類作成
→2週間
・企業に応募、面接を受ける
→1~2か月
・内定、入社
→1~3か月
これが一般的な転職活動の「情報収集から入社まで」の流れと目安の期間です。
国税職員の転職の場合、いつ転職活動を開始するか、あなたの所属する部門の繁忙期の違いによって、必要な転職活動期間は違います。
しかしだいたい6か月間が目安です。3か月間は難しいという体感です。
転職活動は在職中から?辞めてから?
転職活動は、在職中か、辞めた後かがあります。
一般的な転職アンケートの結果は、働きながら転職活動を行った方が全体の約76%という結果となりました。(リクルートNEXTのアンケート結果)
働きながら転職活動した 76%
会社を辞めてから転職活動した 18%
転職活動中に会社を辞めた 7%
国税職員の場合も、働きながらの転職活動が可能です。
私自身、国税職員(署の個人課税部門)として働きながら、転職活動をしました。
面接に行くのは平日の日中なので、税務署を休む必要がありました。
しかし転職エージェントの担当者さんを通して、1日で複数の会社の面接を入れてもらいました。
税務署を休む日を最小限にして転職活動できました。
国税職員から転職も同じ
転職情報を調べても、公務員から民間への転職活動の情報は少ないです。
なので一般的な転職活動の情報をどこまで信じていいのか不安ですよね。
しかし実体験から言って、一般的な転職活動と、国税職員からの転職も同じでした。
・平均3~6か月
・在職中の転職活動70%
→国税職員から転職も同じでした
一般的な転職活動 | 国税職員 | |
求人調べ・書類作成 | 2週間 | 2週間 |
応募・面接 | 1~2か月 | 2か月 |
内定・入社 | 1~3か月 | 3か月 |
転職活動平均 | 合計3~6か月 | 合計6か月 |
国税職員からの転職について悩んでいるあなたに、
・税務署に勤めながら転職活動ができる
と知ってほしいです。
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転職を考えている現役国税職員のあなたへ
転職を考えている現役国税職員のあなたに、
・簿記も税務も分かるけど、民間の経理職って実際できる?
・待遇は上がる?下がる?
・職務経歴書に国税の業務をどう書けばいい?
・面接でどんなこと聞かれた?どう答えた?
・統括(上司)に辞意をどう伝えた?
をご紹介するブログです。
国税職員から民間転職の流れのなかに、更に詳細を紹介する記事へのリンクを貼っています。
気になるところを、あなたの好きな順で読むことができます。
私が国税職員から転職をするときに、実体験の国税職員から転職のブログはほぼ無かったです。
過去の自分が「こんな情報知りたかった」という情報を実体験を踏まえて書いています。
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①国税からの転職を決意
国税専門官として入局し、個人課税部門で働き続け気づけばアラサーでした。
自分や身近な先輩の希望に沿わない異動で「自分が住む場所は自分で決めたい」という思いが溜まり、国税職員から民間企業に転職したい気持ちが固まりました。
・自分が住む場所は自分で決めたい
・副業などの自由度が低い
・職場の人間関係が博打
もちろん、せっかく国税専門官試験に合格して、専科研修などで知識を増やし、国税職員としての調査や確定申告事務も一通りできていたので迷いはありました。
しかし国税職員よりも、民間企業でのキャリアを歩みたい気持ちの方が強くなりました。
あなたはなぜ国税職員を辞めたいと思っていますか?
日々忙しいと思います。でも何が苦しいのか、じっくり考えてみましょう。
②国税職員からの転職:半年間の転職活動
年末年始の休暇は、国税職員にとってひと時の休息ですよね。
年明けからすぐに確定申告受付が始まるので、年末年始の休暇はリフレッシュできる貴重な休みです。
複数の転職サイトに登録した
その休みを利用し、複数の転職サイトに登録などの転職活動を開始しました。
転職エージェントの担当者さんと面談の日程を調整してもらったり、履歴書・職務経歴書の準備スタートです。
・転職エージェントを使い倒す
・複数のエージェントに登録がオススメ
・登録しても職場にバレること無し
・転職を迷っている状態でもOK
実際の求人情報など客観的なデータから
転職可否を判断できる
国税職員が条件の良い民間企業に転職する方法を解説したページはこちら。
経理職に絞って転職活動
転職エージェントの担当者さんとの面談では、じっくりと相談できます。
国税職員としてどんなスキルがあり、どんな民間企業の職に活かせるか。また、私自身がどんな仕事を今後したいかの希望を聞いてもらい、色々な職種を紹介してもらいました。
最終的には、国税職員の経験も活かせて仕事内容も自分に合っていそうな募集が多い「経理」に絞って転職活動することに。
国税職員の業務と、民間企業の経理職を両方経験する私が比較表を作りました。
国税職員 | 民間経理 | |
年収 | 中 | 低~高 |
残業 | 確定申告時期に多い | 決算時期に多い |
有給 | 半分は消化できる(部署による) | 会社によるが消化しやすい |
車の運転 | ほぼ必須 | 不要 |
異動の有無 | 毎年7月にドキドキする | 基本無し |
在宅勤務 | ほぼ不可 | 可能 |
同僚 | 毎年入れ替わる | ほぼ固定 |
ストレス | ストレス多い | ストレス少ない |
権力 | とても強力 | 無し |
将来性(IT) | 置き換わらない | 一部置き換えられる |
ニュースになる | 良い意味でも悪い意味でも ニュースになる |
基本無し |
国税職員と民間企業の経理の比較についての詳細はこちら
国税職員から民間企業への転職活動では、絶対に国税職員時代よりも待遇の良い仕事に転職すると決めていました。
複数の転職エージェントで紹介を受けた求人のなかから、国税職員が【無理なく】&【良い条件】で経理に転職したいなら、どんな業務内容の求人を狙うべきかが分かりました。
ひとくちに経理職といっても、求人内容は様々。
募集要項にある「経験やスキルの条件」を難易度1~3ごとに分けました。
国税職員が、民間企業の経理に待遇アップで転職するなら、
難易度★★☆(簿記2級以上や会社法の知識、エクセルや会計システムの高度な操作、会社全体の業務の流れが理解できる能力が必要な業務)
の求人を狙うことをオススメします。
民間企業の経理職の難易度について詳しく解説したのはこちら
履歴書・職務経歴書
国税職員からの転職活動に限らず、転職活動には履歴書・職務経歴書が必要です。
応募した求人の書類審査に通るかは、履歴書・職務経歴書であなたのスキルをアピールできているかどうかによります。
履歴書・職務経歴書は、転職活動の成功の鍵を握るものです。
登録した転職エージェントの担当者さんに、履歴書・職務経歴書を何度もチェックしてもらいました。履歴書&職務経歴書で大事なことは「第三者から見て分かりやすいか」です。
履歴書・職務経歴書を何度も書き直し、スキルを存分にアピールできる文章や、読みやすい工夫を凝らしました。
何度も書き直したおかげもあり、書類選考に通りやすかったです。
応募した全部の企業の書類選考に通過したわけではありませんが、志望度の高い企業は書類選考が通りました。
そして書類選考が通った企業の面接へと進みました。
インターネットの情報ではかなりレアなので必見です。
国税職員の履歴書・職務経歴書について解説したのはこちら
面接
国税職員が民間企業に転職したいと思ったとき、
「面接の準備に参考になるものがない」
と困っていませんか。
面接の大まかな流れは……
【序盤】
自己紹介、転職理由といった基本的な質問
【中盤】
序盤を受けて更問、答えずらいことを聞く質問
【終盤】
他社への応募状況や、逆質問の受付
です。
序盤、中盤、終盤のそれぞれで、どんな準備をして面接に挑めば良いのかを解説しました。
例えば、面接ではほぼ必ず聞かれる質問:
「当社を志望した理由は何ですか?」
への回答例です。
事業会社での経理業務は未経験ではありますが、これまでの税務の経験を活かし、そして未知の分野については自主的に学んでいき、御社の経営に貢献したいと考えております。
インターネットや書籍にある面接対策は民間会社の人向けで、国税職員向けのものは稀なので必見です。
私が国税専門官から民間会社の経理職に転職したときの面接について詳しくはこちら
③国税職員からの転職:第一希望の会社から内定
転職活動の時期が確定申告の時期とも重なり疲れました。特に私が個人課税部門だったので、確定申告の時期は体力的にも精神的にも疲れます。
しかし応募企業との間に入って調整をしてくれる転職エージェントさんに面接時間を工夫してもらって……
無事、第一希望の会社からの内定を5月中旬に頂きました。
年収や福利厚生的な処遇も良くなり、また転勤も原則無しという転職の目的も達成しました。ザ・ホワイト企業です。
内定ゲットにまで至るスケジュールについて、詳しく書きました。
転職活動はいつでもスタートしたりストップしたりできますが、税務職員がスムーズに転職したい場合、転職活動をスタートするのにオススメな日付があります。
それは、12/29です。
なぜなら、税務職員が最もスムーズに退職できる日は7/10です。
そして転職先から内定をもらい7/10の異動日に退職するには約半年必要で、逆算すると年末年始に転職活動をスタートすべきだからです。
中でも、税務署が年末年始の休みに入る12/29にスタートダッシュすることで、年明けからの確定申告時期の多忙にも屈せず転職活動ができます。
国税職員から民間企業に転職するスケジュールを詳しく解説したのはこちら
④国税職員からの転職:国税を無事退職
内定後、統括官に退職したいことを伝え、署長や総務にも連絡。自分の事案も終わり、特に引継ぎは無しの状態になりました。そして有給を半分ほど使い7月10日に税務署を退職しました。
内定から税務署を退職するまでの流れは以下です。
①内定の連絡を受ける
転職エージェント経由で応募会社から内定がでた旨の連絡を貰います。
②採用条件を確認する
待遇、仕事内容などの条件を確認します。不明点や希望と違う場合は転職エージェントの担当者さんから先方に伝えてもらいます。
③入社意思を伝える(入社承諾書)
採用条件が固まれば、入社意思を伝えて、入社承諾書を提出します。
④今の職場に退職の意思を伝える
直接の上司に退職したいと伝えて、手続きをしてもらいます。できれば引継ぎのこともあるので退職したい日の1か月半前が良いです。7/10に退職するなら5月下旬には伝えたいところ。
⑤引継ぎ・有給消化
業務の引継ぎや有休が残っていれば消化します。
税務署の場合、異動が頻繁にある職場なので「あなたしか分からない仕事」というのは無いはずです。属人的な仕事がないのは引継ぎも最小限で済むため助かります。
⑥退職
身分証を返却したり総務との手続きを行い、退職です。
このような流れです。
①~③の内定通知や雇用条件については、転職エージェントの担当者さんとのやり取りなので、特に困ることはないです。内定後も、転職エージェントの担当者は手厚くサポートをしてくれます。
しかし④今の職場に退職の意思を伝えること。こればっかりは転職エージェントの担当者さんではなく、あなたが統括官などの上司に伝える必要があります。
実際に私がどんな流れで統括官に退職の話を切り出して、7/10に退職したかを解説しました。詳細はこちら。
国税職員から転職した流れまとめ
国税職員から民間に転職しようかどうか迷っていた期間が半年ほど。
そして年明けから転職活動を本格スタートさせ5月に内定。7月に退職という流れでした。
7月の異動時期に退職を合わせることができて良かったです。内定が7月を過ぎていたら&もし異動があったら……色々と挫けそうです。
転職活動のご参考に!
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