国税職員のエクセル技能は民間の経理業務に通用する?【無理でした】【でも挽回可能】

公務員は民間に転職しても通用しない……と、まことしやかに語られて、そんなことはない!と思いつつ、やはり不安ではないでしょうか。

通用する・しないって無限迷路!

国税職員が転職を考えた場合、税務会計という専門知識はあるものの「転職してやっていけるのか」不安だと思います。

同じ会計を取り扱う経理職は、税務職員にとって転職を考えやすいです。しかし経験が通用しないところが……あります!特にエクセルの使いこなしです。

なぜなら、税務職員は普段の業務のなかで高度なエクセルの使いこなしは求められていないからです。しかし経理はありとあらゆる場面でエクセルが必要で、使いこなせるかどうかが業務の効率を大きく左右します。

私は新卒で国税専門官になりアラサーで転職し、民間会社の経理になりました。そしてエクセルの洗礼を受けました。

この記事では、国税時代に使っていたエクセル技能と、経理職で必要なエクセル技能について比較します。

この記事を読むと、国税職員が経理に転職するときにどんな準備が必要なのかが分かります。

結論は、エクセル技能は挽回できるので、具体的な技能取得は内定貰ってからでOK!

エクセルスキル初級・中級・上級

この記事では、JOBナビの記事にあるエクセルスキルの初級~上級の区分を使います。

初級

・フォーマット化された表へのデータ入力
・コピー&ペースト
・データを名前を付けて保存・上書き保存
・印刷設定(余白、範囲設定)
・セルの書式設定
・罫線を引くなど、表作成
・足し算、引き算などの四則演算
・関数(sum関数・average関数)

中級

・グラフ作成
・図面描画
・シート操作(表示固定、セル結合、データの並べ替え、フィルタをかけるなど)
・関数(if,count,round,vlookup)

上級

・集計機能(ピボット)
・オブジェクト挿入
・自動マクロ
・VBA

国税と経理のエクセルスキル比較

国税職員になるための試験にITスキル、エクセルスキルを直接問うようなものはないです。専科研修でも試験はないです。
ただ調査を行うなかで集計などが必要になり、エクセルを使います。

私の国税時代のエクセルスキルと、経理職になって必要に迫られて習得したエクセルスキルはこんな感じです。

エクセルスキル比較 国税時代 経理職
初級 フォーマット化された表へのデータ入力
コピー&ペースト
データを名前を付けて保存上書き保存
印刷設定(余白、範囲設定)
セルの書式設定
罫線を引くなど、表作成
足し算、引き算などの四則演算
関数(sum関数average関数)
中級 グラフ作成 ×
図面描画 ×
シート操作
(表示固定、セル結合、データ並替、フィルタ等)
×
関数(if,count,round,vlookup) ×
上級 集計機能(ピボット) ×
オブジェクト挿入 × ×
自動マクロ ×
VBA × ×

初級:転職前に習得すべき

初級レベルについては、国税職員時代でもほぼできました。

国税の研修でできるようになったというのではないです。学生時代に数か月だけパソコンスクールに通ったおかげです。(私の時代はYoutubeとか無料の学習サイトも無かったもので)

エクセルスキル比較 国税時代 経理職
初級 フォーマット化された表へのデータ入力
コピー&ペースト
データを名前を付けて保存上書き保存
印刷設定(余白、範囲設定)
セルの書式設定
罫線を引くなど、表作成
足し算、引き算などの四則演算
関数(sum関数average関数)

ただ、同期職員には四則演算もやったことがない人もいました。そうかと思えば50代の職員でとてもエクセルが得意な人もいました。国税職員のエクセルスキルはかなりばらつきがあります。

国税職員が民間会社、特に経理のようなエクセルをよく使う業種にいく場合、初級レベルは必須です。

求人の必須要件になっていることが多いです

初級レベルについては、Youtubeや無料学習サイトで転職前にできるようになることをオススメします。

中級:転職後一気に習得

中級レベルのエクセルスキルは、国税職員時代には何もできませんでした。

それは私が個人課税部門であまりエクセルに触れる機会も少なかったのもあります。法人課税部門であれば調査する会社から資料をエクセルでもらったりで、操作する機会も多く中級レベルもできる国税職員もいます。

エクセルスキル比較 国税時代 経理職
中級 グラフ作成 ×
図面描画 ×
シート操作
(表示固定、セル結合、データ並替、フィルタ等)
×
関数(if,count,round,vlookup) ×

経理職に転職すると、必要に迫られて中級スキルも習得しました。職場では「できて当然」の感
じでした。

上級:必要があればでOK

上級レベルのエクセルスキルは、できれば良いと思いますが、企業がどんなシステムを導入しているかによって不要にもなると思います。

エクセルスキル比較 国税時代 経理職
上級 集計機能(ピボット) ×
オブジェクト挿入 × ×
自動マクロ ×
VBA × ×

国税時代はもちろんできませんが、経理に転職してからもできないものがあります。必要がないからでもあります。

エクセルは万能というわけでもなく、ERPや会計システムを導入していればエクセルの上級スキルを使うよりも楽に正確に処理できます。

まとめ

国税職員(公務員)が民間会社に転職するときに、「民間では通用しない」というような噂(?)を気にすると思います。

今回はエクセルという限定的な話をしましたが、国税時代の私のエクセルスキルは初級でした。そして経理職になると中級は当然のこととして求められました。そういう意味では、民間では通用しなかったです。

ただ、エクセルスキルは挽回可能です。これがコミュニケーション能力ならすぐに習得することができませんが、エクセルは比較的すぐにできるようになります。特に必要に迫られれば早いです。

エクセルの中級や上級スキルを磨くよりは、企業の情報を集めて職務経歴書をブラッシュアップする方が、内定は取りやすいです。

まずは転職エージェントに登録して非公開求人を見たり、職務経歴書の添削をしてもらったりという活動に時間を使うことをオススメします。

こちらの記事もご参考ください。

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