転職【国税から民間】SPI対策はどうする?→公務員試験の数的に似てます

転職活動

転職活動のなかで、職務経歴書を作って面接対策をしたらOKと思っていたら、「SPI」というよく分からないものの存在にポカンとしませんか。民間会社に新卒入社した人はSPIもお馴染みだと思いますが、国税職員(公務員)の場合、SPIをやっていません。

SPIって難しそう……ですが、やってみると、実は国税職員(公務員)でもお馴染みでした。

 

なぜなら、公務員試験の数的処理に似ているから!

 

私は新卒で国税専門官になりアラサーで転職し民間会社の経理になりました。

この記事では国税職員が転職するときのSPI対策について書きます。

 

この記事を読むと、「SPI対策ってそんなに頑張らなくてもOK」だと分かります。

 

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国税職員の転職

 

SPIとは

会社が求人への応募者の能力や人となりを把握するために「適性検査」を行うことがあります。その適性検査としてリクルートキャリア社が開発しているものです。

Synthetic Personality Inventoryの略です。(総合適性検査)

SPIにはいくつかの種類があります。

 

バージョン

SPIにはバージョンがあります。

SPIが初期で、その後SPI2が出てきて、現在(2021年)はSPI3です。一般的にSPIと呼びますが、バージョンを正確に言うとSPI3を指しています。

中古の本でSPI対策をする場合、バージョンがSPI3の対策かどうかを確認しましょう。

便宜的にこの記事ではSPIと書いていますが、SPI3のことです。

 

対象者

SPIには対象者によって3種類あります。

大卒採用向け・中途採用向け・高卒採用向けの3種類です。

転職の場合に受ける試験は中途採用向けです。

 

試験種類

SPI試験の内容は、性格検査基礎能力検査の2種類があります。

会社によっては基礎能力検査だけを応募者に受けてもらうこともありますし、性格検査+基礎能力検査のどちらも受けさせるところもあります。

 

性格検査:本心で答えよう

性格検査の目的は、応募者の性格やどんな価値観をもっているのかを知るためのものです。

その企業が求める人材に合わせて回答する……なんて対策を薦める人もいますが、個人的には思ったとおりに回答するのが良いと思っています。

 

自分の性格を捻じ曲げてまで入社できても、後から苦しむだけなので

 

ただ対策というか気をつけることは、試験時間が短いので、パッパッと答えていくこと。そして回答に一貫性を持たせることです。

素早い回答&一貫性は、自分の本心(直観)で回答していけば大丈夫です。

対策が必要なのは性格検査ではなく、基礎能力検査の方です。

 

基礎能力検査:対策必要

基礎能力検査は、言語分野非言語分野の2つがあります。

 

【言語分野】
日本語の正しい知識があるか、文章を読解する能力があるかどうかのテスト
【非言語分野】
仕事を遂行するために必要な数的な処理や論理的な能力が備わっているかどうかのテスト

 

言語分野の方は、国税職員にとって余裕だと思います。日々、あの税法という読みにくい文章と向き合って必死に読み込んでいるからです。問題の難易度は低いので、1問1問にじっくり取り組むというよりは、とにかく早く回答していくことに注力します。

問題は、非言語分野です。慣れが必要でした。
性格検査や言語分野の試験は、正直何も対策しなくても、なんとかなる部分があります。ただ、非言語分野は、何も対策しないと「何コレ……?」と貴重な試験時間が過ぎていきます。

 

数的処理とSPI(非言語分野)は似ている

公務員試験でお馴染みの数的処理。うろ覚えながら、「そういえばあったなぁ」となると思います。私はワニの表紙の畑中敦子さんの本をやりこみました。懐かしい。

国税職員や公務員が一度は通った道の数的処理に、SPIの非言語分野の問題は似ています。

そして難易度はSPIの方が簡単です。簡単な分、素早く解くことを意識します。

 

国税職員のためのSPI対策方法

では転職の準備でSPI対策をしていくときに、どんなことをすれば良いのかを書きます。

 

そもそもSPIがあるのか

在職中の転職活動はまず忙しくてあまりSPIの対策をしている時間はあまり取れません。私(個人課税)の場合、確定申告期間中に転職準備をしていて仕事のあとはすぐに寝ていました。ほぼ土日のみ会社研究や書類づくりをしていました。

そこにSPIの準備のための時間が十分に取れるかというと、ほぼあまりません。

そんな状況のため、まず確認すべきは「応募する求人にSPI試験があるのか」です。

SPIをしていない会社もあります。

色んな会社に応募する場合は前もってSPIの準備も必要ですが、数を絞って応募するなら転職エージェントの担当者にその求人の選考過程でSPIがあるのかどうか確認しましょう。

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もしSPIが無いなら、対策不要です。職務経歴書をブラッシュアップしたり、面接対策に時間を使いましょう。

 

勉強方法

1冊、SPI(中途採用用)の対策本をすれば充分です。

応募する会社にはよりますが、新卒採用に比べて中途採用の場合は、SPIの重要度が低いです。なぜなら実際に仕事を経験しているので、SPIで「この人は仕事をどんな風にこなすのか」を測るよりも、職務経歴書や面接で仕事経験を知ることができるからです。

ただ全く対策をしていないと、SPIの結果で落とされるなんていう勿体ないことが無くはないので、対策本1冊だけ取り組むことをオススメします。

本屋さんでいくつか読んでみて、あなたの好みに合う読みやすいものを探してみてください。

有名どころだと、
SPIノートの会「【テストセンター・SPI3-G対応】 これが本当の転職者用SPI3だ! 改訂3版」です。

 

まとめ

国税職員が転職するときのSPI対策について書きました。

SPIで特に対策が必要とされる、非言語分野の問題については、公務員試験の数的処理に似ています。そしてSPIの方が難易度低めです。

一冊さくっとSPI対策本を読んで、「こういう問題なんだ」という最低限の理解でまずは充分です。転職の場合、SPIの点数よりも、職務経歴書や面接の内容の方が重要だからです。

もちろん会社によってどれぐらいSPIを重視するかは違うので、転職エージェントの担当者さん経由で、「どれぐらい重視しているのか」聞いてみましょう。

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